高円宮杯 県ベスト16! 関東出場はならず・・・

サッカーの中学生年代、ジュニアユースクラブと中体連の部活で関東大会の出場権を賭ける高円宮杯。各予選を勝ち上がってきたクラブチームと中体連チームと、県リーグ所属チームで代表決定トーナメントを行いました。現中学3年の23期生は県2部リーグに所属し、県トップレベルのチームと切磋琢磨、成長してきました。

1回戦は東部地区の中体連代表・久喜太東中。パワフルな前線が持ち味の攻撃的なチーム。この夏、23期生はナイターではなく、ほとんどを昼間のゲームに費やし、全員のゲーム経験と対人の駆け引きを課題として取り組んできました。その成果が発揮され、きれいな左サイドの崩しから大方の鋭いクロス、入れ替わりで侵入してきた尾崎の見事なダイレクトシュートで先制!その後も、ボランチ国分からのててフィードをうまい動き出しで抜け出した西川がDFを1人、2人とかわし、追加点。前半終了間際には、西川のターンから右MF立藤のダイアゴナルランへ中央を割るスルーパスで3点目。緊張感ある初戦は3-0と勝利しました。

2回戦は美園南中。学総ベスト8でU13時には南部地区の代表チーム。今年は戦力が揃っていると評価の高い攻撃的なチーム。この日は前期リーグをいろいろなポジションでチームを支えてくれた下妻がFWでスタメン出場。前日のTMでゴールを量産し好調を示し起用された期待通りの活躍を見せました。立ち上がり、スカウティング通りの警戒していた形で失点。嫌なムードになりそうな展開を、まずは、ベンチから仲間の声援と指示で盛り返す。すると、すぐさま、中盤から引き出した下妻がコンビの西川に簡単に預け、DFの間を割りラン。そこにタイミングよく流し込むスルーパス。左足で流し込み同点ゴール。この夏、積み重ねた攻撃のバリエーションを発揮し、外から中から、後ろからと、いろいろな形で攻め込む。その中、またもや下妻のランニングを見逃さず、小池からループパスでペナルティ侵入、引っ掛かりPK!これを下妻が落ち着いて決め、逆転。2-1の勝利でした。

そして迎えた代表決定戦。舞台は埼玉スタジアム第3グランド。このゲームを勝てば、埼玉県代表として関東大会に出場する権利を得ます。相手は県1部リーグのプレジール。相手の対策も十分、チームで共有し、ボールの奪い方や攻め方を意識して臨めました。身体のぶつかり合いや相手の寄せ方などプレー強度が高いながらも互角にゲームを進めました。しかし、スライドが遅れたわずかな瞬間を逃さず、低く抑えたミドルシュートが決まり、失点。すぐ挽回して、オープンに展開してSB大川とMF横島のワンツーで剥がして前進、相手SBが出てきたところ、上手いタッチで突破、練習通りの鋭いクロス、2枚が突っ込んだ、マイナスにいた立藤がシュート!入らずとも押し返し、東春の攻める時間帯になりましたが、相手カウンターからCK。ファーに上がったボールを密集で押し込まれ2失点目。この大会のどのゲームも交代枠5人以上使い、総力戦でゴールに迫りましたが、堅い守備を打ち破れず、ノーゴールのまま、0-2で敗戦。惜しくも関東大会出場には、あと1歩で届きませんでした。

しかし、チーム一丸になり総力戦でつかんだ埼玉県のベスト16のステージは、1人1人の選手を大きく成長させてくれました!